さて今回のテーマは職人の世界

僕の周りはサラリーマンが多く
職人はただガラの悪いあんちゃんが働く無法地帯と勘違いされてる方が多いと思います。
わたし　１５年程職人の世界で生きているので

どんな世界なのかを書いてみたいとおもいます。

職人の世界は、非常に格差社会がしっかりしてます
クズみたいな奴はクズみたいな仕事しかしていませんし
要領いい奴は、とくに仕事しなくてもクズの何倍もの日当をもらっています。

色々な職種があり全部紹介するのはどんだけ書くんだよ！って程膨大なので
重要な点だけ説明します。

最初、現場の格差社会について書きましたがそこからいきます。

建物の建築工事が始まりそこに入った業者の順番？で強さがきまります。

鳶職　現場の花形。鳶がいなければ誰も仕事できない　現場の最初から最後までいて
職長のトップに君臨する。
荒くれ者が多く、休み時間、花札　刺青は当たり前の世界

そこから鉄筋屋　やら床のコンクリ打ち（通称ドマ屋）
いわゆる躯体工事関係者は、荒くれ者が多いです。

見た目はイカついが話のわかる職人が多いのが特徴かな？
リーマンと変わらないゼネコン関係者は、机の上でしか物事進められないので話にならない。

そっから仕上げ業者に入り比較的穏やかになってきます。

で建物が順調に出来上がってくると、空調とか電気屋が入ってきます。
設備と電気屋って
前工程が遅れたしわ寄せがモロ直撃して２４時間体制で仕事させられるかわいそうな業者です。

となると最下位って何？って思うでしょ？
それは土工さんです。

現場の雑工専門職種です。
雨水片付けしたり現場掃除。鳶の手元やポンプ車が入らない所まで一輪車（通称ネコ）で
コンクリ運んだりする人たち。

山谷とか西成で徴収されるのはこの人達。。

でこの業界でおもしろいなと思った事は
職人って汚れた服着てたら舐められるの。

どんなに汚れるような仕事しててもパリっと綺麗な格好してる人って出来る人なんだ。
工程会議なんてみんな綺麗な作業着着て堂々と自分の予定を発表する。

それが粋なのかな？
僕も汚れた作業着は着ないようにしている。

１５年近くやってこれたのはやっぱり、いい人が多いのです。
１年凸版印刷でPCで雑誌を作る仕事してたんですけど、やっぱ根の腐った大人しか
いなかったんだ。
僕はリーマンの組織で生きていくのは無理だとすぐ辞めた。

やっぱ職人のおっさんって素直で裏表なく笑って話せるんだ。